計画がないから

今の年金問題の根本は、そもそもこの数十年、政権政党が、「こうなることがわかっていながらも、根本対策を打ってこなかった事」に相違ない。
…が、そんな過去のことをうだうだ文句を言っても今更時間を取り返せるものではない。

同時に、だから私たちの未来はない…だとか、老後破産に陥る…とか、これも十把一絡げにまとめるのもおかしいだろう。今、20代が、30代が、40代が、50代が言う心配は、それぞれに残り時間が違うのだから、当然違っているはずだ。

 

だとするなら、「自分の未来」がどうなるのか、どうなる可能性が高いのか、逆に、このままいってもここまでにはならないだろう…といった事は見えてくるはずだ。

それが「計画」。自分の未来を見据え、このまま放っておけばどうなるか、ちょっと工夫をするとどうなるか、頑張ればどうなるか、そうした事を見渡すスキル、それが「計画」だ。計画がなければ未来が見えない。行き着く先がわからないのは当たり前。どうなりそうか?の確度を上げるスキル。

 

だがこういうと、「そんな計画はむつかしい」という人がいる。が、それは違うはず。

あなたはちょっとしたことでもいい、「旅行」にいった事はないだろうか?身近な「お買い物」でもいい。となると、何時の電車に乗り、どこのお店にいつごろ付き、この店に入って、この店で料理を食べて…。このレベルの計画でも、それはそれで十分だ。それを、人生について、人生のスパンで考えるという事。

30歳でこのくらい、40歳でこのくらい、50歳でこのくらい貯めておくには。今の自分の資産はこれだから、とすると、ただ貯めるだけではこうなる。投資が成功すればこうなるなど、見える未来の確率が高まってくるはずだ。

 

やり方がわからない?それならプロに頼めばいい。結構な数の方が、なんらかの生命保険に入っているのではないだろうか?保険会社は「そうした未来の可能性」を検討し、それでは賄えない部分に対して「保険」というサービスをしてくれている会社だ。ここを使わない手はない。

 

計画を立てよう。人生の。