歴史的瞬間

韓国との関係性は、昔から絶好調の時期などなかったのだけれど、それにしてもこの1年ほどの関係悪化は痛ましいものが。

 

双方どちらにも理由がありそうだし、個人的にどちらかに肩入れするというつもりもないけれど、ルールに従う、現実に従うということを横において議論するのは無理があるだろう。

1950年代、60年代あたりにおいて、どのイデオロギーが世界の覇権を握るのか…といった戦いの結果、アメリカの民主主義がその後の世界を引っ張ってきた。だが、2000年代に入って、人口、技術も台頭してきた中国、そして中国という国を支配している共産主義が世界の覇権をいかに取っていくかという事が、まさに現在ある種のイデオロギーがせめぎ合っているさなか。その最前線の部分が日本と中国の間に仮にも線引きがされていて。その、ある意味「西側」だと皆が信じていた、たぶん民主主義で行こうとしているはずだ…と思っていた韓国までもが、(事実上)社会、共産主義、化していこうとしているのが、昨今の韓国政府の方向性に見えて仕方がない。

 

ただ、想像に難くないのは、韓国が現状の、少なくとも民主主義的社会から、北朝鮮や中国と一緒になったりする方向で動くことで、明らかに現状の韓国の繁栄状況からの国力は低下したり、混乱が生まれたり、難民が発生したりする可能性が高まっているというのは、事実じゃないだろうか。

学校の歴史の勉強においては、国が滅びるなどというストーリーはいくつもあったけれど、リアルタイムでそうした混乱に至るかも知れない社会状況を見る機会が訪れそうなことに驚いている。