未来の日本のサイバーな夏

今年の夏休みも終わり、二学期が始まった。
夏休みといえば、花火大会や、盆踊りなどなど、地域行事などがいろいろある場合があるけれど。とくに「盆踊り」都会においては異様な状況になりつつあるというのを聞いた。

 

運動会の音などでさえ「うるさい」と苦情が来る都会では、当然、盆踊りもその対象になりつつあるらしい。であるがゆえに、とある場所においては、今年の盆踊りはなし、になったりした地域もあるらしい。
だがさすがにそれは悲しすぎる。地域の皆が集まって、一緒に踊ろうよ…という事で、とあるところで開催されたと聞いたのが、皆がイヤホン、ヘッドホンを聞きながら踊る盆踊り」。どのように配信したのかまでは聞きそびれたのだが、全員ヘッドホンやイヤホンをして、自分の耳に届く音楽を聴きながら周りを見回しながら踊る…らしい。
踊り手の当人にとっては音もあり、周りも見えているだろうことから、そうそう違和感はなさそうだけれど…。周りでそれを目撃した人のことを考えると、かなりシュールな映像ではないか。静かな公園に、人の足音だザッザッと聞こえる。イヤホンをしている人がほとんどなので、たぶん話し声はない。そうした人々が、あるリズムで動いている。何も知らなければ、音が周りにはないのに揃ってぞろぞろ踊っている様子からして、ゾンビの盆踊り…に見えてもおかしくないだろう。ま、一度見てみたい気もするが…。

 

これもいずれ、「なら、田舎に帰れない人でも一緒に」などと、サイバー空間において一緒に踊れる、それこそVRゴーグルなどをかぶって一緒に踊る盆踊り大会…みたいなことも、開催される可能性はないとは言えない。昔はマシンパワー、ネットの回線の太さに問題があったけれど、現代版「セカンドライフ」の1チャンネルとして、想像されてもおかしくないだろう。

 

ま、盆踊りよりも先に、ライブコンサートなどの方がお金になりそうなので、実現可能性は高そうだけれど。