スキマ時間2

先日は、「スキマ時間」として、どんどんと情報を取り入れる、受け入れる方向で皆が動いているという話を書いたのだけれど、どうも年代別に傾向もあるらしい。

 

それは、Webの記事を読んでいる人、SNSでコミュニケーションをしている人、あまり難しくない系(つむつむ等)のゲームをしている人、ちょっと頭を使うパズル系のゲームをしている人、映像を見ている人等々。

 

聞くところによると、高校生大学生くらいまでにおいては、スマホを使って、圧倒的に、映像を見ていることが多いという。Youtubeに代表されるものはもちろん、見逃し番組を見るなどというのもあるだろう。以前では到底考えられないけれど、「電車の中で映像を見る?なんなのそれ??」と10年、20年前なら驚かれたりもしたのだが(実体験済み)。

女性はというと、インスタで写真を見たり、LINEでコミュニケーションというのも良く見る。メルカリなどで、出物を探している人もいる。
少し年齢層が上がる(あくまで私の感覚だが)と、つむつむといった惰性でやり続けられるゲームも良く見る。逆に、いらっしゃるのだろうけれど、あまり女性でパズルゲームを解いている人は見たことがない。

そうしたパズルゲームをやっている人は、おじさんに多い印象だ。もちろん、つむつむもいらっしゃるのだが。おじさんはYoutubeなどを見ているというよりも、昨夜見たかったドラマを、電車に持ち込んでみているような人もいる。

 

そういう意味では、積極的にWeb記事をクロールして、新聞代わりに読んでいる人…ってのは、あまり印象がない。あぁ、おじさんにはKindleもいるな。

 

そもそも、様々な情報がデジタル化されたことで、電車移動の空間が、パーソナライズ可能になったこと。スマホの作り出した意義はこれだろう。ウォークマンが出た直後は、そこを、新聞を読むか、ボーっとするかという空間だけだったところに、「プライベートな音楽空間」を作り出したことに大きな意義があった。それがデジタル化という進化を遂げて、音楽のみならず、映像、ゲーム、コミュニケーションまでもがそこに入り始めた。

 

ただ考えるべきは、どこでもできる…という事は、裏を返せば、どこかでしかできない事に特別感が期待されているという事、とも捉えられる。映像(たとえば映画、演劇など)や、ゲーム(映画やある種のエンターテインメントなど)やコミュニケーション(食事会や飲み会など)が、そこにいるからこその違いを意識する必要があるという事。ま、その一つが、爆音上映とか、4DXとか、IMAXなんだろうね。