そりの合わない奴とは

弁天様のような人でもない限り、万人に笑顔を振りまけるわけはない。自分とそりの合わない奴、馬が合わない奴は必ずいる。こうした人々とどう付き合うのか、永遠の課題かもしれないけれど、結果的に人はずっとこれと対峙しているのではないだろうか。

 

大きなところでは、国と国との闘いがこれだろう。お互いにその国を引っ張る為政者の思いのそりが合わないため、けんかになる。もちろんそれぞれに国民性、考え方はあるだろうけれど、こうした違いをどのようにとらえるか、捉え方の違いがある場合は、(武力以外では)話し合いしか解決方法はないだろう。
個々の国民間においては、それぞれに仲良くやっていたとしても、マクロにとらえると納得できない。

こうしたことをチマチマとやって事実を積み上げているのは中国。いいやり方とは思わないが、ちょっとだけと言いながらもずっと思い通りを押し切り続ける。まぁ戦略の一つとしか言いようがないか。

 

実害がないうちは、無視し続けるのも一つだが、これも完全に黙っているとそんな立場になりうることもある。我々は絶対位置を持っているわけではなく、仲間の中の位置づけとしては、自分の正しさをきちんと確保しながら動かなければならない。そのためのアピール行動が必要になる。これは、その「そりの合わない奴」に向ける必要はなく、それ以外の人に向けてのアピールだ。

 

となれば、a) 自分がいたうえで、b) そりの合わない相手との対峙の仕方、さらc) に第三者へのアピールの仕方が重要だということになる。となると、a)b)c)のそれぞれについての施策は当然つながっているわけで、一つだけを議論していてはらちが明かない。

本質的にやるかどうかは別にして、a)における憲法改正とか、b)における対話や公式発表、c)における対外アピール、多言語での情報発信等々。で、どれを推し進めるのか?実行していくのか?がポイント。ずっとやってきたけれど、効果がないなら、別の手しか存在しない。