コンプレックスという力

多分誰にでもあるコンプレックス。背が低いとか、運動神経が鈍いとか、勉強ができないとか、英語がからっきしだとか…さがせばいくらでもあるコンプレックス。

 

でも、たぶん多くの人が、そうした「コンプレックス」を気にしないように、意識しないようにしてきていないだろうか?本当はコンプレックスだと思っていたことでも、気にしない気にしない、そんな人はごまんといるんだから私も他の人も同じだと、納得しようとしていないだろうか?

 

それはたぶん、コンプレックスと言うひずみをひずみとして捉えないことで、楽に生きる生き方。そうでなくとも他にもストレスがかかることが山のようにあるのに、こんなことくらいうまくスルーしていかないと、心が持たない。

 

…という考え方をして、結果的にどこにも力がかからないような、そんな生活を送っている人が、私を含めて多いんじゃないだろうか?

たぶん、本当にコンプレックスを抱えている人は、そのコンプレックスそのものを力にして、学んだり、努力したりする。人によってはそれを起業する力につなげたりもするだろう。

間違った力の使い方としては、もしかするとその力自身を自分に向けてしまい、引きこもってしまったり、鬱に陥ったりすることもあるのかもしれない。

 

力の方向を間違えれば、強力な武器は、攻撃に使えるのみならず、自分自身を傷つける危ない刃物になりかねない。

だとすれば、その力をどれだけため込むか。そしてその力をどういう形で外に向けて放出するか。そうした力と方向を制御するやり方を習得しておかないと、時には自分自身を傷つけ、痛めつけてしまうことになりかねない。

 

コンプレックス万歳。

その力を使えば、何でも変えられる。